2019.09.19
クレジットカード現金化とは
クレジットカード現金化は未成年でも出来るの?
未成年でも条件さえ満たせばクレジットカードを持てます。
ショッピング枠が残っているクレジットカードさえ持っていれば、現金化できるというのが原則ではありますが、未成年の場合は少し話が別です。
そこでこの記事では、未成年がクレジットカード現金化をすることが出来るのかを解説していきます。
目次
理論上は未成年でも現金化は可能

クレジットカード現金化を利用するためには自分名義のクレジットカードを持っていることが前提となります。
未成年でもクレジットカードを持っている場合、ショッピング枠は利用できます。
このことから、理論上は未成年でもクレジットカード現金化を利用可能になります。
未成年がクレジットカードを持つ条件
ただ、未成年がクレジットカードを作成する場合、いくつかの条件があります。
以下から、未成年がクレジットカードを作成する条件をご紹介します。
安定した収入があるか
まず、安定した収入があることが一つ目の条件。
20未満でも学校を卒業して就職し、収入がある場合であれば、「安定した収入」という条件は満たすことができます。
また、未成年で婚姻されている方は部分的に成人として扱われるため、クレジットカードを作成することができます。
親の同意書があるか
また、未成年がクレジットカードを作るためには、「親(親権者)の同意書」があるかどうかもポイントになります。
同意がない場合にはクレジットカードを作成できません。
そのため、自分はクレジットカードを作りたいけれど、親が反対している場合にはクレジットカードの作成は不可能です。
また、親が反対しているからと言って親権者へのなりすましは行なってはいけません。
もしなりすましが発覚してしまった場合には、そのカード会社の審査は今後通らなくなってしまいますので、絶対に行わないようにしましょう。
親権者が保証人になってくれるか
通常、未成年がクレジットカードを作る際には親の同意があれば問題ありませんので、保証人は必要ありません。
ただし、特殊な場合は保証人を立てることによってカードの作成が可能になる場合もあります。
この「特殊な場合」とは、例えば両親がすでに亡くなっている場合や、病気で入院している等の事情で同意がもらえないといったとき。
非常に稀なケースとも言えますが、保証人をつけることを条件として、クレジットカードを作成できる場合があります。
クレジットカード現金化は未成年では難しい理由

ここまで未成年がクレジットカードを持てることについて解説しましたが、実際に未成年におけるクレジットカード現金化は難しい行為です。
なぜ難しいのか、その理由をご紹介します。
カード会社の規約に違反している
まず前提として、クレジットカードの現金化はカード会社の規約に違反している行為であると覚えておくべきです。
クレジットカード現金化を行い、それがクレジットカード会社で発覚した場合、「カード利用停止」の措置を受けることになり、カードが使えなくなるばかりか新しいクレジットカードの作成も難しくなってしまいます。
作ったばかりのクレジットカードでは現金化は危険
また、クレジットカード会社ではカードで不正な利用をしていないか常に監視しており、怪しい取引があった場合にはすぐに確認の連絡を入れます。
この監視は、クレジットカードを作ってすぐのタイミングが特に厳しいと言われています。
しかし、最低でも18歳からしかクレジットカードを作れないことを考えると、多くの場合が作ってから比較的すぐのタイミングになります。
特に換金性の高い商品を購入すると、クレジットカード会社から利用目的を確認するための連絡が来る可能性が高いです。
古物営業法の違反となる商品は現金化に使えない
古物営業法では、「車やバイク」「文庫・書籍」「ゲームハード・ソフト」「CD・DVD」の4種類の商品に関しては、20歳未満からは買い取ることができないとしており、買い取る場合には親権者の同意書が必要となります。
しかし、未成年がクレジットカード現金化の目的で親権者の同意書をもらうのは難しいため、業者側も取引方法を工夫する必要が出てきてしまいます。
このように、成人している人と比べると取引方法に制限が出てくるのは業者としても扱いづらい利用者ということになります。
未成年は現金化業者も受け付けてくれない
結論として、クレジットカード現金化を未成年でも受け付けてくれる業者はほぼありません。
これはトラブルになるリスクを回避するためです。
未成年者による契約は、民法によって「未成年者契約の取消し」が認められています。
保護者など法定代理人が認めていない契約は、契約成立後でも取り消すことが可能です。
また、未成年者の場合、クレジットカードの利用状況を保護者がチェックしている場合も多く、保護者の方の中には、現金化をよく知らない、悪いイメージを持たれている方もおられます。
そうした場合、業者側に連絡が来る、カード会社に問い合わせが入る、弁護士や警察等に連絡されるなどのトラブルになる可能性があります。
現金化業者としては極力トラブルを避けたいので、上記のようなトラブルになりやすい未成年者の申し込みは受け付けていません。
誰でも利用可能と記載する悪徳業者に気をつける

未成年でクレジットカード現金化を行うのは難しいことをお伝えしましたが、中には「誰でも利用可能」と記載されている業者のホームページもあります。
しかし、その場合は悪徳業者のケースもあり、トラブルに巻き込まれることがありますので注意が必要です。
また業者を通さない現金化方法もあるものの、こちらはカード会社にバレてペナルティを受けてしまう可能性が高いため、利用しないようにしましょう。
まとめ
この記事では、未成年のクレジットカード現金化についてご紹介してきました。
現実のところ、未成年が利用できる現金化業者はほぼありません。
そもそもクレジットカード現金化はカード会社が禁止している行為でもあり、未成年が行う場合にはリスクが高くなります。
未成年者の方でお金に困っている方は、素直にご両親や周囲に相談されるのが一番でしょう。
間違っても、怪しい現金化業者に手を出して、詐欺被害に遭ってしまうことは避けましょう。