公開日 2020.12.08 最終更新日 2021.01.07
色々な現金化方法
【個人向け】給料ファクタリングはもう終わり?それに代わる新サービスを紹介

個人向けのファクタリングとして始まった、給料ファクタリング。
給料を受け取る権利である給与債権を買い取ってもらうことで、本来の支給日よりも前に給料を受け取れるサービスです。
自分のお給料を前借りするだけなので、特別な審査はなし。
消費者金融やカードローンなどでお金を借りられない、金融ブラックの方でも利用可能なことから、一時期注目を集めました。
しかし、実はそんな給料ファクタリングサービスも、今は衰退の一途をたどる一方。
そこで、給料ファクタリングに代替して登場した新しいサービスや、古くからあるおすすめの現金調達方法について紹介します。
目次
そもそもファクタリングとは?

給料ファクタリングの説明から入る前に、まず「そもそもファクタリングって何?」と思っている人が多いでしょう。
それもそのはず、ファクタリングとは企業向けに提供される資金調達サービスです。
そこでまずは、給料ファクタリングの原型となっている、法人サービスのファクタリングについて、その仕組みをもう少し噛み砕いて解説していきます。
ファクタリングの仕組み
個人が買い物する時は、商品を買うたびに代金の支払いが発生しますね。
しかしそれと違って企業間の取引では、月末の締め日など、定められた期日で後払いするのが基本です。
たとえば、A社がB社に商品を納品したとしましょう。
この時、A社はまだB社から代金こそ受け取っていませんが、そのかわりB社から代金を受け取る権利を持っています。
この代金を受け取る権利=売掛債権を売買するのが、ファクタリングの取引です。
A社はファクタリング会社であるC社に頼んで、売掛債権(B社から代金を受け取る権利)を買取ってもらいます。




ファクタリングのメリット
A社は、B社から代金を受け取る権利をわざわざ第三者であるファクタリング会社に売って、何が嬉しいの?
と思うかもしれませんね。
ここで注目したいのが、売掛債権はあくまでも代金を受け取る権利ということ。
A社が、「すぐにB社からの売上を会社の資金として使いたい!」と考えている場合でも、本来なら支払い期日まで待たなくてはなりません。
しかし、ファクタリング会社に売掛債権を買い取ってもらえれば、売掛債権の買取代金が、ファクタリング会社から振り込まれます。
つまり、実質的にはB社からの売掛債権をすぐに、会社の資金として使うことが可能になるということですね。
売掛債権の早期現金化が可能
例えば商品の納品で、A社にB社から300万円の売掛債権が発生したとしましょう。
するとファクタリング会社は、A社からその売掛債権を額面よりも小さい金額である、280万円で買取。
そして、その売掛債権の買取代金である280万円をすぐに、A社に振り込みます。
すると、A社は本来の支払い期日まで待つことなく、実質B社からの売上金280万円を会社の資金として利用可能に。
一方ファクタリング会社は、本来の支払い期日になれば、B社から売掛債権の額面である300万円を受け取ることができます。
つまりファクタリングを利用すると、A社には売掛債権を早期現金化できるというメリットが、そして売掛債権を買い取ったファクタリング会社には、手数料収入が入るというメリットがあるんですね。
給料ファクタリングとは?

さて、ここまで説明してきたファクタリングの仕組みを、個人に当てはめたのが噂の給料ファクタリングです。
給料ファクタリングでは、利用者は売掛債権ではなく給料を受け取る権利である給与債権をファクタリング業者に売却します。
たとえば、いつも銀行口座に振り込まれる給料が20万円で、給料日が毎月15日だとしましょう。
それが給料ファクタリングに申し込めば、今月の5日など本来の給料日よりも前に、給料を受け取ることが可能!
給料ファクタリング会社の手数料率にもよりますが、18万円など本来給与として受け取るはずの現金の一部を、前倒しでもらえるということです。
このように個人向けのファクタリングサービスのことを、給料ファクタリングといいます。 しかし、中には自分で事業を経営している個人事業主向けのファクタリングのことを、個人ファクタリングと表記している業者もあるので注意。 個人事業主向けファクタリングでは、法人向けのファクタリングサービス同様、売掛債権を売買するので、個人は利用できません。 間違えて申し込むことのないよう、注意してください。
個人事業主向けのファクタリングもあるので注意
個人向けのファクタリングは衰退してきている
それでは、早速個人向けの給料ファクタリングサービスを紹介していきます。
…と言いたいところなのですが、実は給料ファクタリング業界の市場は現在大幅に縮小傾向。
多くの給料ファクタリング業者が廃業またはサービス撤退に踏み切っているんです。
金融庁が給料ファクタリングを「貸金業」と認定
個人向けのファクタリングである、給料ファクタリングが衰退の道をたどる原因となったのが、金融庁の見解発表です。
給料ファクタリングのもととなっているファクタリングは、売掛債権を対象とする債権取引。
貸金業ではないので、貸金業法や貸出利息の上限を定める利息制限法が適用されません。
これをうけて給料ファクタリングも「給与債権を売買する債権取引」であることを名目に、貸金業としての登録をせず、今まで自由な手数料設定をしてきました。
しかし、2020年3月に金融庁は給料ファクタリングを貸金業に認定。
これによって、今後給料ファクタリング業者が運営を続けていくためには、以下の条件を守る必要が出てきました。
- 貸金業者としての登録
- 年利20%以内の手数料設定
大手の会社は軒並みサービスを停止・廃業
金融庁が給料ファクタリングを貸金業と認定したことによって、業界は一変。
すぐに給料ファクタリングを取り締まる法律が制定されるわけではありませんが、今までと同じ方法で運営していくことは難しくなってしまいました。
このように事業改革を迫られる形になった給料ファクタリング業者ですが、そのほとんどがサービスの改革よりも、廃業・撤退を選択。
一般の事業者が貸金業登録をするのは困難で、なおかつ自由に手数料が設定できなくなることによる収益の悪化を見込んで、多くがその看板をたたむことにしたようです。
実際、給料ファクタリング業者として有名だった以下の業者はどこも、サービスを利用停止しています。
- 七福神
- Enzo
- 大吉
- 東京給料ファクタリング
- Get給
- ウォレットリンク
- 千羽鶴
業界大手の会社はどこも、将来を見据えて給料ファクタリングのサービスを撤退したようです。




給料ファクタリングに代わる新サービスを紹介

現在、給料ファクタリング業者はそのほとんどがサービスの提供を終了しています。
しかし、何かのサービスがなくなれば、それに代わる新たなサービスが誕生するのが世の常。
そこで、給料ファクタリングに代替する以下の現金化サービスについて紹介します。
- 経費・領収書ファクタリング
- 後払い(ツケ払い)現金化
- 広告報酬サービス現金化
経費・領収書ファクタリング
会社員として勤務している場合、交通費や食事代など多くの経費がかかります。
このように、一時的に自分で立て替えなくてはならない経費を、会社に清算してもらうより先に現金化してもらえるのが、経費・領収書ファクタリングです。
交通費や飲食代、宿泊費などの領収書があれば、その金額を現金化してもらえます。
手数料の相場は額面の20%〜40%程度です。
後払い(ツケ払い)現金化
後払い(ツケ払い)現金化とは、後払いで購入した商品を買い取ってもらうサービスです。
指定の商品を、後払いの支払い方式で通販サイトなどで購入。
それを専門の業者に買い取ってもらうことで、現金を作ります。
手数料の相場は、20%%前後です。
広告報酬サービス現金化
広告報酬サービス現金化とは、指定された商品を購入。
その商品のレビューを書いたり、SNSで宣伝したりすると、その広告報酬として現金が得られるサービスです。
手数料の相場は、商品の購入金額の40%前後となっています。




おすすめなのはクレジットカード現金化

上記で紹介した3つのサービスは、どれも給料ファクタリングに代替する新サービス。
しかし、どれも台頭したばかりの新サービスとだけあって、その安全性はいまいち確立されておらず、手数料も決して安いものではありません。
それだったら、昔から多くの人々が利用しているクレジットカード現金化サービスを使うのが安心です。
クレジットカード現金化がおすすめな理由は、その手数料率!
今まで紹介した給料ファクタリングの後継となっているサービスは、どれもその手数料が40%前後と高め。
それに比べてクレジットカード現金化の手数料率は、20%前後とかなりお得です。




クレジットカード現金化とは?
クレジットカードの買い物専用枠であるショッピング枠を現金化することで、お金を手に入れる方法です。
利用方法は簡単で、換金クレジットのような専門業者にネットかメールで申し込むだけ。
あとは指定のサイトでカード決済をすれば、その決済金額から手数料を差し引いた金額が銀行口座に振り込まれます。
給料ファクタリングと同様に、審査はないので金融ブラックの方でも利用可能。
申し込みから最短10分で必要な現金が手に入る、スピーディな現金調達方法です。




換金クレジットならもっとお得に現金が手に入る

数あるクレジットカード現金化サービスの中でも、換金クレジットならさらにお得に現金を手に入れることが可能。
なぜなら換金クレジットは今なら、3万円以上の利用で最低でも88%の換金率を保証するキャンペーンを実施しています。
換金率とは、クレジットカード現金化の手数料率のことです。
例えば、業界相場である換金率80%の現金化業者に5万円で申し込んだ場合、利用者が手に入れられる金額は、
5万円×80%=4万円。
1万円は、手数料としてクレジットカード現金化業者の手に渡る計算になります。
その点、換金クレジットのキャンペーンを利用すればなんと、利用者が手に入れられる金額は、
5万円×88%=4万4千円。
このような高換金率がなせるのは、換金クレジットが高度な技術を持った老舗業者だから!
他業者と比べて約半分の手数料率で、現金を手に入れることができますよ。




まとめ
給料ファクタリングとは、個人向けのファクタリング。
本来の支給日よりも前に、給料を受け取ることができるサービスです。
一時期は給料日前の金欠や、金融ブラックで他の機関からお金を借りられない人に需要がありましたが、今は法的な観点からそのサービスは衰退の一途をたどっています。
それにかわる新サービスも台頭してきていますが、その安全性や手数料率はいまいち。
同じ現金調達を目的とするなら、昔から利用されているクレジットカード現金化という方法がおすすめ。
他の現金調達サービスよりもはるかに安全に、そして割のいい手数料率で必要な現金が手に入りますよ。